AIが税金の督促!?

東京・港区は、AI(人工知能)による住民税の督促の取り組みを始めたみたいです。

未納者に対して人工音声による電話を自動的にかけ、相手の反応があれば督促の案内をするというものです。同区では住民税の未納が約20億円にも上がるといい、週末や夜といった業務時間外にも督促の電話をかけることで納付率の向上につなげたい狙いがある。

港区はこのほどホームページで「納付期限までに住民税の納付が確認できない方や事業者等に対して、AI(人工知能)による、納税案内電話を実施します」とのお知らせを公表しました。

特別区民税・都民税の未納がある区民や事業者を対象に、土日祝日を含むAM8:30~PM10:00に督促の電話をかけるという。

電話では、まず人工音声によって「〇〇様の電話でお間違いないでしょうか」と呼びかけ、相手が「はい」と答えると、住民税の未納があることを知らせ、納付を呼びかける。一方、相手が「いいえ」と答えたり返答を認識できなかったりすると、自動的に電話が切れるという。

同区では住民税の未納が深刻で、2020年には20億円に上った。これまでは人力で督促の取り組みをしていたが、平日の日中は不在だったり、働いていて電話が取れなかったりする納税者が多く、作業が大きな負担となるにもかかわらず効率が悪かった。

未納者のリストをあらかじめ作成した上でAIを活用することで、夜間や週末の連絡が可能となり、人件費を抑えながら効率的な督促が可能となるみたいですね。

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