高齢者の増加に伴い認知症当事者の数も増え続けています。65歳以上の7人に1人に相当しているとも言われています。
そんな認知症には、まだ特効薬がなく完治することはありません。しかし、最近では認知症状予備軍ともいえる段階の人に対して「軽度認知障害(MCI)」という診断がつくようになりました。
「軽度認知障害(MCI)」の人は、何もしないで放置すると5年目約40%が認知症になるといわれていますが、運動、食事の改善、脳のトレーニングなど適切なケアを行うことで、その進行を遅らせたり、中には症状が改善する例などもあるみたいです。
では、どんな症状が事前に出るのかは、個人差はありますが、ちょっとした変化の事例。
・お財布の中は小銭でパンパン
本人で買い物ができるのですが、何を買ったらいくらになり、手持ちのお金がいくらなのか記憶できないため、何を買ってもお札を出すようになる。
・料理の味付けがおかしくなった
何十年も料理をしてきた人が、料理にすごく時間がかかるようになったり、味付けが濃すぎるなど、急に料理が下手になってきている。
このようなちょっとした変化の気づくことができれば、症状を遅らせたりすることができるかもしれません。
ただ、家族の接し方もとても大切になってきます。軽度認知障害(MCI)や認知症の初期の段階では、本人も自分の変化を自覚しているみたいです。人から間違い指摘され、なぜ責められるかわからない場合でも、自分が否定されたことがよくわかるようです。
予想外の行動があっても、ひと呼吸おいて笑顔で対応することは、認知症の人にとっても家族にとってもプラスになるとのことです。
特に経営者は注意が必要かもしれませんね!?
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