サラリーマンの方は必見!?

退職金をもらう前に会社が倒産したら…、どうなってしまうのでしょうか!?よもや「退職金ゼロ」なんて、目も当てられません。

中小企業庁の発表では、2022年11月の中小企業の倒産件数は581件で、前年比115%。1月からの累計は5822件で、前年比105%。国税庁の発表では、企業の10年生存率は6.3%程度。と言われてる記事がありました。

こういったデータからもあるように、これから先も勤務先が存続している保証なんてわかりませんからね。

しかし、万一の事態でも「退職金を受け取る権利」は残ります。会社の破産手続きが始まれば、破産管財人となる弁護士が会社の債務や資産を整理し、未払いの給与や退職金が従業員に分配されるからです。

とはいえ、退職金の原資となる資産がなければ、どうしようもありません。いくら退職金を支払いたくても、支払うお金がなければそれは無理です。

債権回収で資産が増えるなどすれば、まだ可能性がありますが、資産なし、債券なし、倒産となれば退職金は諦めるしかありません。

ただ、会社が「中小企業退職金共済制度」を利用していれば、会社の倒産時に退職金を受け取ることはできます。中小企業退職金共済制度とは、事業主が掛金を納付することで、従業員の退職金が勤労者退職金共済機構から支払われる制度です。

まずは自分の会社が利用しているのか確認することですね。とはいっても、こういう時代ですので自助努力は必要だと思います。