円安です、不安です!?

最近、テレビや新聞で利上げのニュースが続いてますね。エコノミスト方の意見をお伝えしたいと思います。背景や今後のことなど、知っておいて損することはないと思います。

利上げの理由として挙げられるのが、原油価格高騰と円安です。原油価格が高騰しているのは、コロナ後の原油の需要増と、ロシア産原油の供給停止の懸念があるからです。円安は、米国金利の上昇が挙げられます。

円安になると輸出価格が下がるので、輸出の面では日本に有利とされています。そのため、海外と取引がある企業にはメリットがあります。ただ、輸出産業の多くは現地生産に切り換えているため、円安の効果は限定的になっています。

日本では、以前より輸入が増えており、原材料価格の高騰や原油高によって、物価が上昇しています。経済が好循環することで物価が上がるのはよいことですが、今回はコストの上昇に伴う物価上昇なので、悪い物価上昇といえます。

このまま円安がすすめば、物価はさらに上がり日本人は物を安く買えなくなってしまいます。そうなると当然消費は減り、日本の景気は後退します。米国の金利上昇でどれだけ米国のインフレが解消するかが注目されます。

インフレの状態で景気が後退していくと、景気後退で収入が落ち込む中で、原材料価格の高騰が続けば、企業経営は苦しくなります。景気後退に備え、新規取引を増やすなど、収益を確保する方針を検討していくことが大事になります。

円安の影響で日本人の個人の方でも、リスク分散する必要があるような時代になってきましたね!?