企業が必要とする資金は大別すると2種類。「金融機関が喜んで貸してくれる資金」と「金融機関から借りにくい資金」です。
まず「金融機関が喜んで貸してくれる資金」は、金融機関からすると「貸したお金で収益を上げられるか!?」の一点に尽きます。
例えば、「工場の機械を最新のものにするために融資を受けたい」という場合、工場の機械の性能が向上することで生産性・生産量が向上し、その会社の売上が上がることが予想できます。このような資金は金融機関も喜んで前向きに考えてくれます。
もう一方で「金融機関から借りにくい資金」は、「貸したお金で収益が上がらない」資金については、金融機関は慎重です。
例えば、「引退する会長の退職金」などは典型的な例です。他にも、「リコール費用」や「損害賠償費用」などの後ろ向きな資金も同じです。
つまり、金融機関は貸したお金は必ず返済してもらう考えで、「返すあてがあるのかどうか」という点が融資の最大のポイントになります。
この「カネ」に関しては、経営者が必要とするときに、必ずしも円滑に手にできるとは限りません。資金を貸すか貸さないかのポイントを知っておかないと、いざ本当に必要な時に融資を受けられなく可能性があるります。
そのためにも、必要なお金を融資だけに頼らず、会社が自ら準備しておくことです。
この資金の対策というのは、金融機関が貸しにくい資金を前もって自社で積み立てておくこと、平準化対策と計画が必要ですね。
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