黒字で倒産したって話を聞いたことがあると思います。ずいぶん前は、正直その話を聞いたとき、どういうこと?って理解ができてませんでした。赤字で倒産ならわかるんですが、赤字でも倒産しないのも、どういうこと?ってなってました。
人間でいう血液、企業でいう血液の役割が資金調達です。この重要性は外部研修講師から教わり、勉強会などにも参加してます。講師の方も会社を経営してきてて、幾度もピンチを切り抜けてきた経験をフィードバックしてもらってます。資金調達については、また別の機会でお伝えしようと思います。
現在の日本では、毎年約3万人の自殺者が出ている中で、そのうちの事業者(自営業・家族従事者)の自殺数は、警察庁・内閣府の統計によりますと約10%の2000人から3000人くらいだといわれています。とても残念なことに負債や業績不振が原因が動機となって自殺されてしまった事業者は約4割にも及ぶとのこと。
倒産までの期間別に分類すると、約6ヶ月前までは、「売上・受注額の減少」が多いですが、倒産の直前になればなるほど、「金融機関の融資拒絶・減額」の割合が圧倒的に多いとのこと。
このように中小事業者がピンチに陥るときはいつも、「資金調達」「借入」「負債」なのです。企業が生まれ、倒産するまで、常に経営者は資金調達の悩みから解放されることはないと、いわれています。
この話を聞いて自分が役立てる人間になること。事業者にそういう人を出さない社会にしたいですね。
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