創業100年以上続く老舗旅館が変えてきたこと。コロナ禍でも経営を維持し、事業承継した13年前の負債10億以上の中からV字回復に至るまでに取り組んだこととは!?
まずは「人が辞めない組織」への取り組み。宿泊業や飲食サービス業の離職率は全産業で最も高いと言われてます。
この旅館は365日営業だったのを止めて「休館日」を採用し、働き方を改善したという点。初めは1日8時間の週5日勤務としていたが、さらに就業規則を変更し「変形労働時間制」に切り替え、1日10時間の週4日勤務に。
これを導入してみたらメリットのほうが大きかったみたいです。特に週3日まとめて休めるというのが大きく、旅行に行ったり、美味しいものを食べに行ったりと、皆が自分の時間を楽しめてるとのこと。結果的に導入後からの離職率はたった「3%」。
次に「組織の透明度」にしたこと。最も影響しているのが情報共有の部分。情報開示のレベルは、パートさんだろうが、社員だろうが、役職者だろうが、一律にしているとのこと。
開示レベルに優劣をつけると、多くの情報を持っている人がどうしても優位に立ってしまい、従業員同士のコミュニケーションに亀裂が入っていき、やがて大きくなります。
逆にみんなが同じ情報を共有していれば、その優劣はなくなり、組織はフラットになってきた。今までは「情報がないから自分の仕事しかできない」がなくなり、全員がマルチタスクをこなせる状態が生まれたこと。
やがて組織の信頼関係が生まれていき、質の高いサービスの実現でリピートの方々が増えてきたとのこと。
働き方改革のよい一例で、やり方を変えることで得られる結果も変わるってことですね。
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